内部解体の養生について

養生作業をしっかりすれば、効率が上がってみんな嬉しい

解体前の地味な準備作業ですが、僕はこの作業が大好きです! というより、この作業を丁寧に行うことで解体工事の能率は上がるんです。

工具の画像

内部工事での養生

最初に計画的に養生しておけば、解体している最中に手直ししたりする必要がなく、結果的に作業を早く終わらせることができます。 近隣の住宅を守るための作業とも言えますので、しっかりと準備します。

解体工事は壊して終わりではなく、そこに新たな建物を建てることも多いんですよね。 そうなると、お客様は当然今後もご近所様とのお付き合いがずっと続いていくわけです。

ですので、ご近所様への配慮を徹底することによりご近所様からお客様への評価が上がり、結果的にお客様から僕らへの評価も上がります。

防音・防塵効果のある養生シートでしっかり囲う

RC造とは鉄筋コンクリート造のことですが、芯の鉄筋のまわりにコンクリートを流し込んだものを柱に使っているので、とても頑丈です。 解体の際には木造に比べて騒音や振動などが発生しやすいので、防音・防塵効果のある養生シートでしっかり囲います!

ワンポイント

オフィスを構えている場合、退居する際に内装解体や原状回復といった工事が必要になることがあります。「内装解体」と「原状回復」は同じものと思われがちですが、物件をどのような状態でオーナーに返却するのかによって、どちらを行うのかが変わります。

「内装解体」は借主側が施した内装部分の解体作業及び撤去作業のことをいいます。間仕切りやカウンター、厨房機器などの内部造作を部分解体し、撤去する場合は内装解体に該当します。そのため、例え間仕切り一枚だけの撤去であっても、内装解体となるのです。「原状回復」は賃貸住宅を退居する時によく耳にすると思います。

店舗やオフィスの場合も、住宅と同じように「入居時の状態に戻して返却」する時はこの原状回復が行われます。内装部分を解体、撤去するに留まらず、クロスの張り替えや室内クリーニングなどの修繕作業、水道、電気、ガス、電話回線などの設備工事も含まれ、内装解体とは異なる部分です。店舗やオフィスとして借りていた物件を返却する場合は、内装解体だけでいいのか、修繕も必要な原状回復をするのか契約内容を確認するようにしましょう。トラブルを防ぐためにも工事をする範囲の確認、廃棄処理方法の確認にはオーナーにも立ち会ってもらうといいと思います。

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